決め方の全部
隠すところはありません。結果画面でも、計算の途中をそのまま出しています。
1. 票の重み
招待が作られてから、何時間後に答えたかで決まります。
- 24時間以内 — 1.5倍
- 72時間以内 — 1.2倍
- それ以降 — 1.0倍
- 締切を過ぎたら — 0倍
締切後も回答は受け付けます。行けるかどうかは、幹事が知りたい情報なので。 ただし重みは0。日程を決める計算には一切入りません。 「行けない」と答えても、その日が避けられることはないです。 締切にちゃんと意味を持たせるための、いちばん強い扱いにしています。
「締切までの期間のうち何%か」ではなく絶対時間で測ります。 割合にすると、みんな締切直前に集中するのでボーナス帯に誰も入らず、 仕組みがまるごと機能しなくなるからです。
回答を出し直すと、重みは出し直した時点で計算し直しになります。 そうしないと、空の回答を先に置いて1.5倍だけ確保して、あとから中身を書き換える—— という抜け道が作れてしまうので。
2. 日の決め方
ここが肝心なところ。「×」は重みで割り引きません。 ○や▲は気持ちですが、×は「その日は無理」という事実だからです。 票を軽くしたところで、来られるようにはならないので。
第1段階 — 全員が行ける日を探す
×が1人もいない日があれば、その中から選びます。 ここまで来たら、回答の早さは結果に一切影響しません。 揉めていないときは、何もしないのが正解です。
第2段階 — 全滅したら、切り捨てが最少の日に絞る
どの日にも誰かの×があるときは、まず「行けない人がいちばん少ない日」だけを残します。 この絞り込みは重みでは覆せません。 だから「早く答えた人を守るために、もっと多くの人が来られない日になる」ことは起きません。
ここで数えるのは、締切までに答えた人だけ。 締切後の回答は人数にも入りません。人数の比較がこの仕組みの中心なので、 そこに入れると締切後に出した人まで「自分が行けない日は避けてもらえる」状態になり、 締切がほとんど意味を持たなくなるからです。
第3段階 — 並んだときだけ、早さで決める
人数が同じ日が複数残ったら、×を出した人たちの重みを合計して、 小さいほうを選びます。つまり、遅く答えた人ばかりが×の日が残る。 だから、早く答えた人が得をします。
最後 — ○と▲で比べる
まだ複数残っていたら、○を1.0、▲を0.3として重みをかけた合計が大きい日を選びます。 それでも同点なら、この日程調整ごとに決まった順番で選びます (誰が開いても同じ結果になるようにするためで、その場の運ではありません)。
3. 締切まで回答が見えない理由
他の人の回答が見えると、あとから答える人が 「この日に×を出せば潰せる」と逆算できてしまいます。 「もう決まりそうだから適当でいいや」も出ます。 なので締切までは誰が答えたかだけを表示して、 何と答えたかは幹事にも見せません。 締切後は全員分を公開します。
4. どのくらい効くのか
8人・候補5日・調整期間1週間で2万回計算したところ、 「自分抜きで日程が決まってしまう」確率はこうなりました。
- 24時間以内に答えた人 — 10.1%
- 締切には間に合った人 — 18.4%
- 締切を過ぎてから答えた人 — 36.1%
即答した人と締切を過ぎた人で、3.6倍の開き。 重みが無いやり方だと、この差は3ポイントしかありません。 つまり普通の日程調整ツールでは、早く答えても得しない。そこを変えています。
ただし代償もあります。締切後の回答を計算に入れないぶん、 その日に来られない人は平均1.42人から1.59人に増えます。 間に合わなかった人の都合は守られなくなるので、当然こうなります。 締切を守った人を優先するための、わざとの交換です。
ちなみに倍率を1.5倍より大きくしても、効果はほとんど増えません。 逆に2.2倍を超えると「来られない人の数」がさらに増えるので、わざと1.5倍で止めています。
5. 向き・不向き
4〜12人くらいの友人グループ・サークル・ゼミに向いています。 30人規模になると効き目が薄くなります。 あと、上下関係があって「この人の予定を最優先」という場 (社内会議とか)には向きません。